7月5日(火)19:00~22:30 @リクルート メディアテクノロジーラボ
当日のust録画はこちらです。 その1, その2, その3, その4
【出席者】 (敬称略)
- Hack For Japan スタッフ
- 吉岡、冨樫、藤村、石野、白石、鎌田、宮家、及川、山崎、高橋、岩切、川崎、関
- オブザーバー
- ニッポン放送 鳥谷、清原
東北訪問のフィードバック
6月末から7月にかけて運営スタッフが東北の各地を訪問しているのでその報告。
6/25-27:岩手県三陸沿岸+岩手県庁視察:関・川崎・岩切
- 「岩手県陸中国南閉伊郡海嘯記事」紹介
- Hack For Japan として何が出来るかという視点でまわってきた。
- ボランティアセンター
- 1日で100人のボランティアを割り当てる作業で精一杯の状況。
- ここにITで支援をするのは遠い感じ。
- 何か入力をお願いする、ヒアリングすること自体が彼らの負担になる。
- 遠野まごころネット
- 最前線からは少し離れているので、中継地点となるボランティアセンター。
- 中長期的な視点でITの活用場所を考えることはできそう。
- ITでやれることは山のようにあるという話があった。
- 現時点でやれない理由は?(機器が無い、ノウハウがない、時間が無いなどどれか?)
- ネットはある。
- 現地にITのサポートを行うボランティアセンターが必要。
- 直ぐに現地に飛んでいって説明、補助できる人が求められる。
- 地元のニーズを聞きながら何かアプリが作れるのでは?
- Hack For Iwate を開催したい。
- 現場は紙、携帯で撮影は厳しい。
- 必要物資などは情報の鮮度が重要。
- ボランティアセンター
*1 … スキャナー。シートフィーダ付きで大量の紙の読み取りもボタン一つで出来ます。
*2 … 無線LAN機能内蔵のメモリーカード。一般的なデジカメに挿入すると撮影した写真を自動的にアップロードしてくれます。
7/3:浦戸諸島視察(「よみがえれ!塩竈」土見さんご案内):冨樫・鎌田・小泉・岩切
- 寒風沢(さぶさわ)島
- リアス式海岸の逆で浦戸諸島自体が堤防の役目となっていたため被害が大きい。しかし国での優先度は低い。
- ネットは携帯すら繋がらない。元々弱い地域で、auが最も繋がりやすい。SBは繋がらない。
- 高齢者が大半のため、リテラシーの問題で情報発信は難しい。
- かつら島
- がれきの撤去が進んでいない。島であること、港がやられているため重機の搬入が難しい。
- ボランティアが入るのは難しい状況がある。
- 小泉さん (Hack For Japan スタッフ) の弟さんが立ち上げた浦戸海の子再生プロジェクトはお金がかなり集まっている。
- メディアに露出が多かったことも要因。
- モデルケースとして他の漁協の参考になりつつある。
- 簡単なサイト構成で大きな効果を上げている。
- テンプレート化すると良いのでは。(ITの力が役立てるが、無料でやってしまうと現地のITエンジニアの職を奪ってしまう可能性もあるので慎重に進める必要がある)
- 船に乗ってかもめにえさをやるのが楽しい。観光として楽しめるので、そういった側面もブログ等で広くしってもらう。
八戸(冨樫さん)
- 被害は宮城、福島と比較すると少ない。
- 船だけは行き来出来るようにしてあるが、まだ海に沈んでいるものが多くある。
- IT利用者は少ない。スマートフォンは特に少ない。
- メルマガはガラケーにも情報伝達手段として効果的
デブサミ東北
- 福島でエフスタというITエンジニア勉強会コミュニティがあり、ガイガーカウンターでデータを集める活動をしている。Hack For Japan で何か支援できないか。
- 県庁にアプローチはしているが食い込めていない。
- 利用可能なデータとして載せることで後ろ盾出来るのでは。
- 福島からITエンジニアがいなくなっている実情がある。
- GClue 佐々木さん (Hack For Japan スタッフ) とエフスタさんに繋がってもらう。鎌田さんがメールで紹介する。[TODO]
- 会津、浜通り、などなかなか交流がない。連携が必要。
- Hack For Japan として会津以外の、郡山、いわき等とも繋がることが必要。各自つてを辿ってみる
7/10:南三陸:高橋
- トライポッドワークスの佐々木さんに同行。
全員ブログに書き、個人のブログの場合は #hack4jp でつぶやく。 Hack For Japan のブログにも何名か書く。
被災地での IT 活用について
- ITを使っていなかったところを丸ごと置き換えるのは難しいが、ScanSnap (*1) , Eye-Fi (*2) の手段でネットに上げてもらい、東京で加工するのをサポート出来ないか。
- 3日間くらい、誰かが身を持って活用してメリットを示せると良い。
- 追加の議論はアイディアソンにてやりたい。
- クラウドソーシングのインフラ
- 現地では公開したいモチベーションは低い。
- 言い方の問題があり、単に「公開」ではなく、公開することによる「メリット」を示すことで理解してもらえるのでは。
- 手書きの情報をデジタル化する、その間を埋めるようなことが出来ると良い。
- 仮設住宅に移った後のニーズをDB化するなど。
- ScanSnap (*1) や Eye-Fi (*2) の機器提供をメーカーにお願いしてみる。
7/23, 30のアイデアソンおよびハッカソンの準備状況
- スタッフの参加状況と担当はタイムテーブルのシートを参照
- チューターはあまり必要ないのかもしれない。
- 会場を超えて質問出来る仕組みを用意する。
- 参加者の中で誰が何に詳しいかを見えるようにする。
- もし手薄なところがあれば、30日は東京から仙台、会津にスタッフを回すことも考える。
- 当日、最初の説明は各地で行う。中継はしない。
- 模造紙などの備品は基本各地で調達。
- 見込み費用を出して、必要なら全員で分担するなどする。
- 各地は中継の時間だけ合わせて、他の進行は会場におまかせ。
- 各地からの話は仙台、会津、遠野、各20分で。
- 午前中は話しを聞き、午後にディスカッション。
- 告知をブログに書く。会津のATNDが立ち次第。
各会場の準備状況
東京
- スケジュールはたてたが詳細は未定。
- 会場はOK
- 各担当を決める。
- ust – ビデオカメラは冨樫さんのもの
- 写真 – 石野
- 受付 – 会場提供の楽天さんでやって頂ける。
- ディスカッションも中継して地点を結んだプロジェクトを起こせないか。
- 東京からは特に各地のニーズを聞きたいということはあるはず。
- 状況を見て各地を結んでみる。
- アイディアソン中のホットラインがあれば中間発表はいらない?
- 3時間放置になる可能性があるので、中間発表はやはり必要。
- 他のチームの話が参考になる可能性もある。
- ハッカソンの日に、関さんから遠野の報告をしてもらう。
- 土日のランチが可能な場所が周りにないので、弁当持参、飲み物必須。
- Edy がないと建物内の自動販売機で飲み物が買えない。ATNDに明記する。
会津
- スタッフとして佐々木さん、会津大学の渡辺先生
- ATNDで募集開始
- 寺脇さんのガイガーカウンターの話をお願いする。ー>決定
仙台
- ust は元テレビ局スタッフの方にお願い出来る可能性あり。
- 細かい担当は未定。
- 仙台から情報のアップデート
- 東北放送の吉田さんにお願い出来ないか。関さんから依頼[TODO]
岩手(遠野)
- Hack For Iwate(@遠野まごころネット)が実現できるか?
- 7/22に視察、23にアイディアソン, 24にハッカソン
- 運営のオーナーは岩切さん。
- 関さんが行く方向で調整中。
- 受付等のスタッフは大丈夫。IT系が少々心配。
- 副代表の多田さんから話してもらえないか。
- 24日にハッカソンになるかどうか心配。
- アイディアソンだけになる可能性もあり。
- 募集はどうするか。
- 東京都が被災地の宿泊費を出す話等もあり、Tech Wave で声をかけて東京から応援に駆けつける。
- 現地、岩手の人が3人は集まることが大切。
- 遠野会場を追加したポスターを作成し、岩手県立大学に掲示してもらう。日付変更と会場の修正が必要。
- 東京の凄い人が来て話が出来るというのは響くはず。
- サイトに情報を追加するのはもう少し待つ。
- 3人集まる目処が付いたら。
経産省ネットアクション
- http://netaction.openlabs.go.jp/
- アクションパートナーのところに、開発コミュニティとして名前を入れてもらう。
- 紹介をアイディアソンの冒頭辺りでやってもらう。時間は3分(ご本人の確認済み)。
Tシャツ
- 被災地の業者にお願いする予定。
プロジェクト一覧の整理
- フィールドを追加したのでそこを埋める必要がある。
- 各プロジェクトにお願いをする。
- 各担当は要確認。
- ?のところで各自拾えるところがあれば入力する。
- リアクションがないところは消していく方向で。
- 白石さん作のプロジェクト一覧表示の仕組み
- ソースコードは Hack For Japan の Google Code にある。
- 30日のハッカソンでさらに進めたい。
- 使った人からのコメントが入れられるとなお良い。ー>次のフェーズで。
- 代表的なプロジェクトをサイトに書く(ブログだと流れていってしまうので)。
- 各プロジェクトから写真、動画へのリンク等付きでHTMLで原稿をもらう。
- フォーマットは自由。ASAPで。無理なお願いはせず「早いと嬉しいです」ということで。
- 東京 復興いいね ー鎌田さん
- 仙台 復興時計 ー小泉さん
- 会津 ー佐々木さん
- 各プロジェクトから写真、動画へのリンク等付きでHTMLで原稿をもらう。
次回
- 8/2 付近で調整中 19時 リクルートMTLで。
- 7/23 のアイディアソン、7/30 のハッカソンの振り返りを早めに行う
Hack For Japan スタッフ 高橋憲一