Hack For Japan 仙台会場(7/23・7/30) 開催レポート

Hack For Japan 仙台会場スタッフの菊池と申します。
私は仙台市在住の大学院生で、仙台会場の取りまとめをしております
小泉さん(@koi_zoo1)のお誘いでアイデアソン・ハッカソン両日のスタッフを
務めさせていただきました。
仙台でのHack For Japanは5月21日、22日に引き続いて2回目の開催となります。
今回の仙台会場は「未来を担う学生たちとコラボレーションを!!」という方針を掲げ、
仙台の学生ITコミュニティのSTDIO.S(Student Information technology
Organization for Sendai)と共同で開催いたしました。
結果、アイデアソンでは22名中6名、ハッカソンでは17名中4名の学生に参加して
もらうことができ、アイデアソンでは親子で参加された方がいるなど、他の会場以上に
幅広い年齢層の方に参加してもらえたのではないでしょうか。
当日の模様はUstreamアーカイブから確認することができますので、お時間の
ある際に是非ご覧ください。仙台会場のTwitterアカウント(@hack4miyagi)を
同時にご覧いただくと、当日の臨場感が味わえると思います。
全体の感想としては「震災時だけではなく、日常使いも可能なアプリケーションを」
というテーマで進行したことから、どのグループも個性的で利用者が手に取りやすい
アプリケーションを作ることができたのではないでしょうか。
また、アイデアソンで必要技術の絞り込みまで行えたことから、ハッカソンでの
作業時間を多く確保できたほか、技術に長けている方が他のチームの補助に
回ったり、デザイナーの方が十分な時間をかけて作業をすることができたことも
プラスになったのではないかと感じています。
ハッカソン終了後の記念写真。皆さん、良い笑顔です。




7月23日: アイデアソン
アイデア創出の専門家、アイデアプラント代表の石井力重さん(@ishii_rikie)を
司会進行役にお迎えして進行していただきました。この日は親子での参加や、
学生の参加者が多かったことから“出てきたアイデアの芽はどんなものでも
大事にする”という方針を掲げ、「復興のアプリを作る」というよりも
「面白いアプリを作る」ことに比重を置いてアイデアソンを行いました。
結果、仙台会場では次の6つのチームが結成され、ハッカソンへと繋ぎました。
「教えて! 冷蔵庫君!!」(チーム: ガラスの胃袋)
「自宅の食料の賞味期限を外から知りたい!」「食べ物の危険性を知りたい!」
というアイデアから生まれた「食べ物に関する情報を検索・通知するアプリ」です。
ユーザインタフェースを重視し、丸みを帯びた冷蔵庫と食品を模した可愛らしい
アイコンから、賞味期限やレシピ、うんちくといった情報を引き出すことが
できるほか、自身で見つけた記録しておきたい情報は”付箋”という形で
保存することが出来ます。
「パスワードクラック震度計」(チーム: 平均年齢未成年とオヤジ)
「非常時に家族のPCを使いたい!」というアイデアから生まれたサービスです。
パソコンやスマートフォンといった情報機器(以下、情報機器A)と震度計を
連携させ、ある震度以上の地震が発生したときに他の情報機器
(以下、情報機器B)にIDとパスワードを通知し、緊急時でも情報機器Aの
利用が可能になるというものです。
「Gene(ジーン)」(チーム: Gene)
「医療目的のデータベースがあれば便利なのではないか?」というアイデアから
生まれた「指紋などの画像から、個人の健康情報をインターネット上から
取得できるアプリ」です。指紋や虹彩といった生体情報が写った画像を
あらかじめサーバに記録しておき、これと持病や既往歴、処方している薬品
といった健康に関する情報をひも付けておき、緊急時に関わらず生体情報を
キーにこれらの情報を引き出せるというものです。また、生体情報から今日の
運勢を表示してくれるなどの娯楽要素も盛り込んでいます。
「復興笑点」(チーム: 復興笑点)
「復興アイデアを言わせろ!」というアイデアから生まれた「お題に応じた復興ネタを
投稿できるサービス」です。笑点のようにある“お題”に対応する「復興ネタ」を自由に
投稿するすることができると同時に、面白いと思ったネタには“座布団”という形で
レコメンドを付けることができます。これまで取得した座布団の数をランキング形式で
表示することもできます。
「人口サーモグラフィ」(チーム: 人口サーモグラフィ)
「ジオロケーションサービスを通じて、その場所にいる人の数をサーモグラフィの
ように表すサービスがあれば面白いのではないか?」アイデアから生まれた
サービスです。専用のアプリから観光地やお店などのランドマークにチェックイン
してもらい、チェックイン数から地図上に色を付けていきます。チェックイン数が
多いところほど色が濃くなるので、人がどこに集中しているのかや、最近流行の
スポットが分かるなどという効果があります。
「堪忍袋」(チーム: 堪忍袋)
「いびきをかいている人に気づいてもらえるアプリが欲しい!」というアイデアから
生まれた「音とバイブレーションで周囲がうるさいことを通知するアプリ」です。
携帯電話やスマートフォンのマイクから周囲の音を録音し、一定時間騒がしい
状態が続いたとき、大音量のアラームとバイブレーションで通知します。
UIも重視し、騒がしい状態が続いているときは画面の堪忍袋が膨らんでいき、
逆に静かな時は堪忍袋がしぼんでいきます。
途中、参加者自身の取り組みを発表するショートプレゼンや、アイデアソンでの
こまめな対話で、参加者間の相互交流を深めることができた良い一日だったと
感じています。
7月30日: ハッカソン
仙台会場も他会場と同様、アイデアソンから一週間後の7月30日にハッカソンを開催
しました。各チームごと当日のゴールを発表したあと、作業に移ってもらいました。
当日都合がつかず、開発に長けた方が抜けたチームもありましたが、事務局で予め
お願いしていたチューターの方や当日協力を申し出てくれた参加者の方の協力で、
逆に相互交流が進み、どのチームも一定の成果を出すことができました。
「教えて! 冷蔵庫君!!」(チーム: ガラスの胃袋)
このチームではレシピ、Tips検索とアプリ開始時のTips表示、アイコンによる
検索上位表示の3点をゴールに、WebとAndroidアプリの二つのプラット
フォーム上での作成に取り掛かりました。ハッカソン終了時には両プラット
フォームとも3点の基本機能は実装完了、AndroidアプリではUIまで実装すると
いう結果になりました。チーム内にチューターの方がおり、一般の参加者よりも
作業量が多いにもかかわらず、クオリティの高いアプリを完成させています。
デモURL
「パスワードクラック震度計」(チーム: 平均年齢未成年とオヤジ)
このチームでは地震発生時にインターネット上から震度を取得し、震度が一定
以上ならば画面上にIDとパスワードを表示させるアプリケーションを作ることに
しました。このチームはアイデアソンから人数が減り、開発に長けた方がいない
というトラブルに見舞われましたが、ダミーの震度データから画面上にIDと
パスワードを表示させる部分を完成させています。
「Gene」(チーム: Gene)
このチームでは個人情報の登録・照会・既往歴等の表示が可能なスマートフォン
アプリを作る予定でしたが、チームにスマートフォンアプリに長けた方がいなかった
ことから急きょWeb上での実装に変更。当日の急な変更に見舞われながらも、
テキストではありますが個人情報の登録・紹介・既往歴等の表示といった基本的な
機能に加え、UIのデザイン、娯楽要素である運勢表示まで実装するという、
最も完成度が高いチームでした。その完成度の高さから、各会場の成果発表では
仙台会場の代表として発表してもらいました。
デモURL
「復興笑点」(チーム: 復興笑点)
このチームではWeb上での投稿、投稿のリアルタイム表示、“座布団”の付加、
座布団ランキング表示という基本機能の完成をゴールに作業に取り掛かりました。
ハッカソン終了時には一部不具合が見られるものの、時間内でほぼ完成する
という結果になりました。こちらもチーム“ガラスの胃袋”と同様にチューターの方が
いらっしゃいましたが、負けず劣らずのクオリティを誇っています。
「人口サーモグラフィ」(チーム: 人口サーモグラフィ)
このチームではTwitterの投稿に含まれる緯度経度情報とGoogle Mapの二つを
利用して、そのスポットの人口密度を表すアプリをWeb上で実装することにしました。
こちらのグループもハッカソン時に技術に長けた方が一人もいないというトラブルに
見舞われましたが、Twitterの投稿から緯度経度情報を抜き出し、Google Mapの
特定地点上に円を描画するところまで完成させています。
「堪忍袋」(チーム: 堪忍袋)
このチームにはデザインに長けた方が一人もいないことから、音を取り込む、騒音度
の蓄積、アラームとバイブレーションの作動といった最低限の機能をiPhoneアプリ
およびAndroidアプリで実装することゴールに、作業に取り掛かりました。結果、
iPhoneアプリ版は音声を認識して爆発音を鳴らすまで、Androidアプリ版は音声を
取り込むところまで完成することが出来ました。
惜しくもハッカソンに採用されなかったアイデアについては、アイデアソンで
司会進行役を務めてくださった石井力重さんのBlogに掲載されています。
仙台会場から出た他のアイデアに対して、実現できるアイデアやもっと工夫できる
アイデアなどありましたら、Hack For Japanメーリングリストまで是非ご連絡ください。
また、現在以下のFacedbookグループにて仙台会場のプロジェクトを継続して
推進しています。
イベントに参加してない方でも上記プロジェクトに興味のある方は是非こちらもご覧に
なって下さい!

Hack For Japan 仙台会場(7/23・7/30) 開催レポート」への1件のフィードバック

  1. 石井力重

    石井力重と申します。
    参加者さん、運営者さんの熱意とご協力のおかげでとても貴重な体験ができました。ありがとうございます。

    返信

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