GLOCOM オープンデータ活用ハッカソン レポート

こんにちは。Hack For Japan スタッフの関です。
震災以降、Hack For Japan では被災地向けのハッカソンを中心に活動してきました。本ブログでご報告しているように、 Hack For Iwate での復興マッピング活動など、現地での活動も続けておりますが、最近では徐々に活動の幅を広げ、テクノロジーと社会的課題をハッカソンでつなぐことを行なっております。

オープンデータ活用ハッカソン

最近個人的にも興味があるのが、オープンデータです。6月2日に行った復旧・復興支援データベースAPIハッカソンで利用したAPIもその範疇だと思いますが、今回は、6月9日及び6月30日、7月1日の3日間をかけて、国際大学 GLOCOM で開催されたオープンデータ活用ハッカソンのオーガナイザーをさせていただきました。

ハッカソンの模様

場所・主催:国際大学GLOCOM
6月9日:アイデアソン
Togetterまとめ:http://togetter.com/li/317740
6月30日、7月1日:ハッカソン
Togetterまとめ:http://togetter.com/li/330409


アイデアソンの参加者は40名ほど。ハッカソンは30名ほどでした。


最終的に30名近くの方が7チームにわかれてプロトタイプの完成を目指したのですが、エンジニアだけでなく、市職員や議員、元県CIOの方、大学教授など多様なメンバーが集まって濃密な時間を過ごしました。

税金はどこへ行った?プロジェクト

http://spending.jp/

 私も「税金はどこへ行った」チームに参加し、手を動かしてきました。実際に開発したサイトはこちら。 http://spending.jp/あなたの年間収入を入力すると税額が表示され、その税金が1日あたりいくら、どの分野に利用されているかを表示します。 イギリスの Open Knowledge Foundation が開発した Where Does My Money Go? のソフトウェアをベースに開発していますが、データは横浜市財政局財政課が作成している平成24年度一般会計予算のデータをもとにしています。(なので横浜市税のみ対象です) 税額の計算方法は簡易的だし、表示の仕方ももっと工夫したいところでしたが、1日半で動くものができたという点では満足しています。まず「自分の税金がどう使われているのか?」ということがわかりやすく表示されることは、一般市民が政治のことを理解する第一歩に繋がるとも感じていますので、是非このプロジェクトは継続して育てていきたいなと思っています。 横浜以外のデータやエンジニアも募集しておりますので、ご興味ある方は是非プロジェクトチームまで御連絡ください(info@spending.jp)。 以下は発表時のUstreamアーカイブです。



プロジェクト一覧

他にも、以下のような興味深いプロジェクトが生まれました。(リンクはそれぞれの発表動画)

参加者のモチベーションも高く、いくつかのプロジェクトは、ハッカソン後も開発が続きそうです。
主催者や参加者のレポートも上がってきております。

今後も同様のテーマで定期的にイベントを行なっていくということです。Facebook グループで告知されるとのことですので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
http://www.facebook.com/groups/397441130292931/

今後の取組みや課題

 Hack For Japan で活動を始めてから、「テクノロジーと社会的課題をつなぐ」をテーマに様々なハッカソンにチャレンジしてきましたが、まだまだ課題がたくさんあります。多様な人が集まり短期間で集中してアウトプットを出すハッカソンという形式はプロトタイプ作成においては非常に強力な仕掛けになりますが、そこからのサービス化には当然多くの困難を伴います。それを乗り切る為の枠組みはハッカソンは提供していないというのもあります。特にボランタリーで集まった人には、ハッカソン後の継続基盤が存在しないことが多いです。 ただハッカソンをオーガナイズするだけではなく、ハッカソン時に多様な人々に集まってもらうにはどうするか?ということや、適切なテーマ選び、ゴール設定、イベント終了後もプロジェクトが継続する為の仕掛け、社会にインパクトを与えるための舞台作りなど、考えなくてはいけないことがたくさんあります。 まだまだ試行錯誤の日々が続きますが、是非皆様のお力添えをいただければと思います。

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